豪G1ノーザリーステークス（3歳以上、芝1800m）がアスコット競馬場で現地6日に行われ、3番人気のコスミッククルセーダーが中団追走から直線の残り200mで受け出し、直後でマークする5番人気ウォッチミーロックの追撃を0.15馬身差に封じた。

　前後15馬身ほどの隊列の真ん中で馬群の外を追走したコスミッククルセーダーは、手応え良く迎えた直線で残り200mから先頭へ。直後のウォッチミーロックが食い下がって一騎打ちの形になるも、最後まで先頭を譲らず抑え込んだ。

　さらに4.73馬身離れた3着に2番手追走の4番人気ウエスタンエンパイアが粘り込み、1番人気のキングオブライトは勝ち馬をマークして進むも直線で反応できず14着に沈んだ。

　コスミッククルセーダーはM.グランサム調教師が管理するモーリス産駒の5歳セン馬で、これが重賞初制覇。昨年10月以降に10カ月半の休養と転厩を挟みつつ4連勝し、その後にG3での3着を2回続けて前走はリステッドを勝っていた。