米2歳G2レムゼンS、モズアスコットを伯父に持つパラディンが快勝
2025年12月07日 15:45
現地6日、米アケダクト競馬場で行われた2歳G2レムゼンステークス(ダート9ハロン)は、F.プラ騎乗の1番人気パラディンが好発から内ラチ沿いの3番手で中間点を通過し、最終コーナーでは大外に持ち出されて直線の攻防を制した。
2馬身差の2着に勝ち馬の後ろから先に仕掛けて直線に入った2番人気のレネゲイド、さらに1馬身1/2差の3着には7番人気のバルボアが2番手追走から粘り込んでいる。
パラディンはC.ブラウン調教師が管理するガンランナー産駒の牡馬で、タピット産駒の母シークレットサイはモズアスコットの1歳下の半妹。クールモアグループのJ.マグナー夫人やM.テイバー氏らが2024年にファシグティプトン社のサラトガ1歳セールにて190万ドルで購買した。10月17日にアケダクト競馬場のダート8ハロンでレネゲイトにアタマ差の2位入線するも繰り上がりで1着となり、これでデビュー2連勝としている。
ニューヨーク競馬協会(NYRA)の公式サイトが紹介しているブラウン師のコメントでは、パラディンはレース中に前脚を落鉄し、後肢の繋ぎの部分には裂傷も負っていたため、冬場は回復に努めるとのこと。ただ、ブラウン師は「今日はケンタッキーダービーポイントを獲得しただけでなく、良い教育になった」「あの馬はポケットに入り道中のほとんどで砂を被っていた。折り合って他馬の外に回り込み、2歳で2ターンのレースをこなした。将来のためになると思う」と今後に向けて内容を前向きに評価している。
