現地14日に香港シャティン競馬場で行われるG1香港ヴァーズにアルリファーを出すJ.オブライエン調教師は、同馬が香港ヴァーズに理想的なタイプだと自信を見せた。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

　アルリファーはウートンバセット産駒の5歳馬で、2歳時に愛G1ヴィンセントオブライエンナショナルステークス、4歳時に独G1ベルリン大賞を勝ち、5歳となった今年は9月に愛セントレジャーで3度目のG1制覇を果たした。前走の豪G1メルボルンカップではトップハンデ（59キロ）を背負って7着に終わり、3200メートルから2400メートルに距離を戻してきた。

　オブライエン師は「アルリファーは体格に恵まれた力強い馬」「恐らく香港ヴァーズに理想的なタイプだ。レベルスロマンスの2着だったレース（ロイヤルアスコット開催でのG2ハードウィックステークス）は今回と同じ距離の速い馬場でのレースで、シャティン競馬場とそれほど変わらないコンディションだった」と、高速馬場にも適応できるとの見方を示した。