現地14日のG1香港カップで前人未到の4連覇がかかるロマンチックウォリアーの陣営は、2番枠に収まったことに何の懸念も示さなかった。香港ジョッキークラブの公式サイトが報じている。

　D.シャム調教師は「2番枠はいいね。出走頭数が少ない（7頭立て）ので、枠はさほど大きな問題ではない。戦略を柔軟に展開できるということだ」と語った。

　オーナーのP.ラウ氏は、今回の結果次第ではフォーエバーヤングに再び挑むために来年2月のサウジカップへ遠征する計画があることを認めた。ロマンチックウォリアーは初ダートだった今年のサウジカップで、後に米G1ブリーダーズカップクラシックを勝つ日本馬フォーエバーヤングにクビ差の2着だった。

　ラウ氏は「（ロマンチックウォリアーは）来年で8歳になる。今はレースをひとつずつこなしていくだけだ。もし今週の日曜にすべてがうまくいけば、次は競馬の『ランブル・イン・ザ・ジャングル』だ」と、ボクシングの歴史的な名勝負である『キンシャサの奇跡』を引き合いに出し、「今度はダート王者相手に劣勢だが、楽しみたいと思う」と語った。