ドバイワールドカップ

Dubai World Cup

2017/03/25(土)25時45分発走 ※発走日時は日本時間

メイダン競馬場

ラニ

ラニ
性齢 牡4
Tapit
Hevenly Romance
母の父 Sunday Silence
調教師 松永幹夫

昨年は日本調教馬としてUAEダービーを初制覇。ぶ厚い扉をこじ開ける大きな功績を残したラニだが、米3冠戦を経て帰国後はオープン特別での3着が最高と苦戦している。序盤から後方に置かれる格好になるのはラニの型ではあるが、前哨戦のアルマクトゥームチャレンジR3(MCR3)では馬群から1頭だけ遅れ、直線では現地映像に映り込むことさえなかった。なかなか上位争いに絡むまで至らない現状を何とか打破したい。その鍵となるのは肉体面よりも、難しいとされる気性面になりそうだ。

ラニはUAEダービーで800mを50秒82、1200m地点を1分14秒22、1600mを1分39秒02で通過。1200m地点ではすでに2番手に上がっていた。これに対し、今年のMCR3を逃げ切ったロングリバーは800mを49秒83、1200mを1分14秒22、1600mを1分38秒95で通過している。両レースでは後者が100m長く、1年違いで馬場差もあるため単純比較はできない。ただ、1200m以降の通過ラップに表れている通り、少なくともMCR3はラニが大きく離されるような流れでもなかったはず。帯同している丸内永舟調教助手もツイッターで「息も乱れず戻ってきた」と報告している。昨年の米遠征と同様、滞在を経ながら心身の状態が整ってきているようでもあり、思い出の地で1年前の闘志を呼び覚ましてほしい。

ラニの競馬データ