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【香港国際競走】香港ヴァーズの有力海外騎手・調教師はコチラ!

2016年12月05日 19:26

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 連覇を狙うハイランドリールを管理するのは、お馴染みエイダン・オブライエン調教師。クールモアのメイン調教師として説明は不要で、今年はカルティエ賞の年度代表馬であるマインディングのほか、ファウンドで凱旋門賞、ハイランドリールでキングジョージとブリーダーズカップターフなど、世界各地で大レースを勝ちまくった。意外にも香港での勝利は昨年のこのレースが初めて。当然、今年も狙いすましての参戦となる。

 ハイランドリールに騎乗するのは、こちらもお馴染みライアン・ムーア騎手。ジェンティルドンナ、モーリス、リアルスティールに海外で栄冠をもたらせ、この秋もモーリスで天皇賞・秋を勝利した。2015~16シーズンは香港で短期騎乗して、香港国際競走での勝利も含めて16勝と短い間ながらさすがの成績を残した。

 シルバーウェーヴを管理するパスカル・バリー調教師は、フランス出身。フランソワ・ブータン調教師の下でにアシスタントとして研鑽を積み、1981年にシャンティイで開業。これまでに仏ダービーをセルティックアームズなどで5度制覇。今年はシルバーウェーヴがサンクルー大賞を勝利している。また、グロリアデカンペオンでドバイワールドカップとシンガポール航空国際カップ、ミスアレッジドでブリーダーズカップターフを勝利するなど、国際経験も豊富だ。

 ビッグオレンジを管理するマイケル・ベル調教師はイギリスに拠点をおき、1989年に開業。開業初年にG3フレッドダーリンステークスを勝って重賞初勝利を果たすと、1993年にはアンセストラルダンサーがイタリア1000ギニーを勝ってG1初勝利を挙げる。さらに2005年にモティベイターで英国ダービーを勝利。2009年にはサリスカで英・愛の両オークスを勝利している。

 ビッグオレンジに騎乗するジェイミー・スペンサー騎手はアイルランド出身で、調教師のジョージ・スペンサーを父に持つ。1996年に見習い騎手としてデビューし、1998年には愛1000ギニーをタラスコンで勝利して、17歳にしてG1、それもアイルランドのクラシック勝利を果たす。1999年にはアイルランドの見習い騎手チャンピオンとなり、2004年にはアイルランドの、2005年と2007年にはイギリスのリーディング騎手となっている。

 ワンフットインヘヴンを管理するアラン・ド・ロワイヨデュプレ調教師は、フランスのシャンティイに拠点を置く。アマチュアの障害騎手を経て、1972年にノルマンディーで開業すると、後にアガ・カーン4世殿下と契約し、シャンティイに拠点を移すと、ここから世界中の大レースを次々に制覇。これまでに育てた中にはザルカヴァ、ダラカニ、ドルニヤといったほか、2009年にはダリアカナが香港ヴァーズで勝利、2010年の香港ヴァーズではアメリケインがメルボルンカップ優勝から転戦して3着となっているように、フットワークも非常に軽い。

 クリストフ・スミヨン騎手は日本でもお馴染みで、ブエナビスタでの天皇賞・秋、エピファネイアでのジャパンカップ制覇などが記憶に新しい。1997年にデビューすると、あっという間に頭角を現し、2001年にプールデッセデプーラン(仏2000ギニー)でG1初制覇。凱旋門賞も2度制覇しているほか、フランスの主要G1はすべて勝っている。また、香港でも2000年代前半に数度短期騎乗をしており、2005~06シーズンにはビバパタカで香港ダービーも勝利している。今年はアルマンゾルとのコンビで英・愛のチャンピオンステークスなどを勝利している。