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【ゴールデンシャヒーン】土屋真光の見解

2018年03月30日 13:03

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 今年は8頭立てと少頭数ながら、実績馬、精鋭馬が見事に揃ったハイレベルな組み合わせとなった。昨年のブリーダーズカップスプリントを含めて3連勝中のロイエイチ、同じく3連勝中で一昨年のこのレースの2着馬エックスワイジェット、さらに昨年の勝ち馬マインドユアビスケッツのアメリカ3頭。このほかに、前哨戦のマハブアルシマールをレコードタイムで勝ったバーレーンのジョーダンスポート、2013年の勝ち馬レイナルドザウィザード、前々走のアルシンダガスプリントの勝ち馬マイキャッチ、アメリカ調教時代にダート短距離G2・2勝のワイルドデュードと、ざっと名前を並べただけでも、非常にタフな一戦となることがわかる。

 ブックメーカー等のオッズでは8頭立てにもかかわらず、ロイエイチが2倍を切りそうな断然の人気で、2~3倍見当でエックスワイジェット、5~6倍でマインドユアビスケッツで、あとはジョーダンスポートが15倍前後で、それ以降は大穴扱いだ。

 展開面では何が何でも前に行きたいのがエックスワイジェットジョーダンスポート、日本のマテラスカイあたり。ロイエイチマイキャッチが直後を追走して、マインドユアビスケッツは後方からレースを進めることになりそう。序盤からかなり速いペースになることが予想されているが、そうなると直後を追走するロイエイチにはおあつらえ向きの必勝パターンにはまる。しかし、前哨戦のように、前が止まりそうにない流れになった場合、むしろロイエイチが脚を使わされてしまう可能性も否めない。どう展開するかで軸となる馬も変わってくるだろう。

 それでもロイエイチの能力は疑いようがない。スタートセンスもよく、前がやり合わないようであれば、自分から動ける機動性もある。陣営の希望どおりの枠も引き当て、条件は十分に揃った。前に行くエックスワイジェットは同じロッキンガムランチの所有馬で、全くのチーム戦ということはないとしても、それなりのアシストはあると考えられる。

 逆にロイエイチの出番がなかった場合は、エックスワイジェットが逃げ残る公算が高い。すでに一昨年のこのレースで2着となっているように、ある程度計算は立つ。

 しかし、エックスワイジェットが2着となったときと、馬場の質が変わっていて、今の馬場にフィットしなかった場合、台頭するのは前走レコードタイムを叩き出したジョーダンスポートであると見る。ジョーダンスポートは、2012年にクリプトンファクターでこのレースを制している、バーレーン籍のファウジ・ナス調教師の管理馬。今シーズンのメイダンのダート1200mの勝ちタイムは、重賞級でも概ね1分12秒台で推移していたので、マハブアルシマールの1分10秒1は驚きに値する。

 馬場と展開がどうなるかで大きく結果が変わってきそうだが、これらを踏まえて、1番手は敢えてジョーダンスポートとする。当日、参考としたいのはゴドルフィンマイルの勝ちタイム。1分35秒台以下であれば、この馬に向いた馬場と考えたい。

 2番手にはロイエイチ。やはり展開的にも立ち回りしやすく、枠順も外から行く馬の出方を見られる点は大きい。直線も長いので、きっちりと脚も使えるはず。

 3番手には昨年の勝ち馬マインドユアビスケッツ。この馬も直線の爆発力が持ち味で、直線が長いことがプラスに働く。追い込み脚質だが、道中で動ける脚もある。

 エックスワイジェットは、ロイエイチが全く力を発揮できなかった場合を想定しての4番手としたい。

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