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【クイーンエリザベス2世C】市丸博司の見解

2018年04月27日 13:00

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 2011年以降、ずっと10~14頭で行われてきたが、昨年は8頭で行われ、日本のネオリアリズムが優勝(初G1制覇)。今年も8頭立てで、うち2頭が日本馬と聞くと、今年もチャンスがあるんじゃないかと思えてくる。

 今年の日本馬は2000mのG1皐月賞を勝ったアルアインと、父子制覇を狙うダンビュライト(父ルーラーシップ)。否が応でも期待は高まるというものだ。

 市丸流レーティング1位はタイムワープとなった。昨年末の香港カップでは、昨年のQE2C勝ち馬ネオリアリズムに3馬身3/4の差をつけて圧勝。この日は全体的に前残りで、いかにも展開に恵まれた印象も合ったが、それだけではこの差にはならないだろう。

 また、2月の香港ゴールドカップ(G1)では香港競馬史上初めて2000mのレースで2分を切るコースレコードで快勝。香港カップの強さがフロックでないことも証明している。

 ただし、タイムワープでも絶対とはいえない。前走と3走前、マイルではあったものの直線失速していずれも10着と大敗しており、何かに絡まれると思わぬ惨敗もある馬なのだ。圧勝もあるが4着以下もある。この馬にはそういう考え方をしておきたい。

 市丸流レーティング2位はアルアインパキスタンスターが分けた。アルアインは、不良馬場の菊花賞を除けば重馬場もこなしており(シンザン記念は大きな不利がなければ勝ち負けだったと考えられる)、少し時計のかかるシャティンには合っていそうだ。ただし、この馬は堅実な半面取りこぼしが目立つ。2・3着の有力候補と考えておきたい。

 パキスタンスターは、昨年のQE2Cでネオリアリズムの2着。あのレースまでで示した能力はかなりのものだった。しかし、ご存じのようにその後は競走拒否や調教拒否があり、能力を出し切れないでいる。何かをきっかけに一変する可能性は否定できないが、現状では無印でいいのではないかと考える。

 市丸流レーティング4位はダンビュライト。この馬はまだG2までしか勝っていないし、大阪杯でも完敗の6着。伸びしろはあると思うし、血統的にこの馬場を克服する可能性はあると思うが、さすがに1・2番手に推すことはできない。3~4着が妥当で、タイムワープが失速したときに2着の可能性があるぐらいではないかと考えている。

 市丸流レーティング5位に入ったのが、香港ダービー馬ピンハイスターである。さすがにハンデ戦ばかり6戦したあとのダービー制覇では、レーティングの上げようがない。このあたりが妥当だが、伸びしろはかなりあると思ったほうがいいだろう。

 なにしろ香港ダービー組はよく走る。過去10年で3勝2着1回3着3回はダテではない。しかも、ピンハイスターはマイルまでしか経験がなく、香港ダービーが初の2000m。にもかかわらず直線一気で1馬身3/4差をつけての圧勝劇。2着は2冠目を勝った馬で、時計は2000mになってからのレースレコード。能力の裏付けはある。

 順位をつけるとすれば、タイムワープ、ピンハイスター、アルアイン、ダンビュライトとなる。1着の可能性があるのはタイムワープ、ピンハイスター、アルアインの3頭ではないだろうか。タイムワープの2・3着もないと考えたい。

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