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【ケンタッキーダービー】専門家の見解

2019年05月03日 15:00

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【木村拓人(馬三郎)の見解】
 ブックメーカーで一番人気に支持されていたオマハビーチが出走回避。これが最有力だと考えていただけに非常に残念。

 ならばブリーダーズカップジュベナイルを制した2歳チャンピオンゲームウィナーを上位に取りたい。今年に入って2、2着と勝ち鞍こそないものの、2走前のレベルステークスではオマハビーチより0.5キロ重い斤量を背負ってハナ差の2着。前走のサンタアニタダービーではロードスターに敗れたが、自分で先行勢を潰して勝ちに行っての結果。一呼吸置いてスパートをしたロードスターに差されたものの、濃い内容だったといえる。2歳チャンピオンが2回負けると早熟と評価されがちだが、まだ見切るのは早計。

 マキシマムセキュリティは昨年12月にデビューして4連勝でフロリダダービーを制した。フロリダダービーはケンタッキーダービーと相性のいいレースのひとつ。相手関係に恵まれた面も否めないが、4勝すべてが後続に差をつけてのもの。まだまだ奥を感じさせる点を重視して2番手評価とする。

 穴は内枠からチョイス。2番タックスはウッドメモリアルステークスで、今回上位人気が予想されるタシトゥスの2着。ただ直線ではそのタシトゥスに寄られる場面があり、見限れない。サンタアニタダービー2着の5番インプロバブルも有力馬の一頭。前哨戦を制しているタシトゥスロードスターももちろん圏内だろう。

【土屋真光の見解】
 再戦、初対戦が入り混じるケンタッキーダービー。力の比較も難解で、まず展開からして想定が難しいが、枠順も考えれば、4戦無敗のマキシマムセキュリティが先手を取ることが濃厚だろう。

 そのマキシマムセキュリティが1番手。レース当日は雨予報となっており、スピードタイプの馬に利がありそう。強力な先行力を持ち、雨馬場だったフロリダダービーも快勝している同馬には願ってもない条件となる。ヴェコマタシトゥスが勝負どころからまくり上げてくるだろうが、むしろ後ろで消耗戦になってもらえたほうがこの馬にも好都合だろう。

 2番手にタシトゥス。ウッドメモリアルSはお手本のような競馬。今回は同脚質のヴェコマとの動きがどうなるかだが、ヴェコマはやや外に膨れるフットワーク。“まくり”組の中ではタシトゥスを上位とした。もちろん、うまくマキシマムセキュリティをマークできる位置につけられれば、あっさり抜け出しの可能性も高いだろう。

 3番手にはインプロバブル。3頭出しのボブ・バファート勢の中では、唯一好枠を手に入れた。前走のアーカンソーダービーでは、今回取消のオマハビーチにうまく主導権を握られてしまったが、条件を問わないで、安定して力を発揮できるタイプである。

 以下、バイマイスタンダーズカッティングヒューモアウィンウィンウィンまで。ヴェコマはコーナリングと直線が窮屈になりそうで圏外とした。

【市丸博司の見解】
 現地に行かないでもケンタッキーダービーの馬券が買えるとは、素晴らしい世の中になったものである。

 日本馬の参戦は3度目だが、前回ラニが出走した年(2016年)の秋から、日本で海外競馬の馬券を買えるようになった。したがって、ケンタッキーダービーの馬券を日本で売るのはこれが初めてである。遠征を敢行したマスターフェンサーの陣営、関係者に敬意を表したい。また、これを契機として毎年ケンタッキーダービーをはじめとする米国三冠に日本馬が出走、やがては勝ち負けする時代の到来を待ち望みたいものだ。

 力が入るレースだが、1番手はゲームウィナーとする。ここ2戦の敗戦にはいずれも理由があるし、ほとんど負けていない。BCカップジュベナイル勝ち馬だが、キャンディライド産駒で2000mは問題ないはずだ。

 2番手も同じキャンディライド産駒ヴェコマ。内枠を引いて前へ行ける脚質は有利だし、同型オマハビーチの回避も有利に働きそうだ。

 3番手は逃げそうなマキシマムセキュリティ。強敵との対戦は初めてだが、4戦無敗の勢いは侮れない。

 あとは、3連勝中のタシトゥスインプロバブルも、アーカンソーダービーは2着だったが勝ち馬オマハビーチが回避したとなれば面白い。

 1~3番手を主力に、以上5頭を買って、ケンタッキーダービーを買える喜びをかみしめたい。もちろん、馬券が当たればなおよしだ。

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