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【香港スプリント】土屋真光の見解

2019年12月07日 12:01

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 若きスピードスター・エセロに、5頭を送り込むサイズ厩舎の包囲網、そして3連覇を狙うミスタースタニング、距離短縮で復活を期すシーズンズブルーム、一発を狙うギブソン厩舎勢と、香港短距離路線の層の厚さが具現化したレースとなった。

 まずエセロについては、自力で1分7秒台を叩き出すスピードは申し分ない。揉まれたくない脚質のため、10番枠も悪くない。テンに速い馬はいずれも内で、かぶされる心配もない。560kgを超える馬格も十分だ。敢えて懸念を挙げるとすれば、2kgの斤量増。とはいえ、前走で下した古馬勢のほとんどが約1kgの斤量増で、減るのはビートザクロックミスタースタニングのみ。果たして歴史は変わるだろうか?

 しかし、ここでは敢えて他の馬を1番手に推したい。昨年1番人気で惨敗したホットキングプローンだ。セン痛の開腹手術で昨シーズン後半を棒に振ったが、前走ジョッキークラブスプリントは、約11カ月ぶりの実戦で、かつ26kg増というコンディションの中、自身も1分7秒台で走り、唯一エセロに食らいついた。最内枠は包まれるリスクもあるものの、もともと天性のスピードの持ち主だけに心配無用だろう。1年前の忘れ物を取り返すときが来た。

 2番手にビートザクロック。ベストの距離は1400mながら、1200mのG1は2勝2着1回と高いスプリント適応力を持つ。安定感も高く、大崩れするシーンは考えにくい。

 3番手にエセロ。ここが試金石の一戦で、難なく突破できるようであれば、長期政権が約束されたようなものだ。このレースに騎乗するためにパートン騎手は減量を敢行。誰よりも結果を出したい。

 以下、前走はエセロと近い評価だったリージェンシーレジェンド、充実フルオブビューティー、ラタン。ダノンスマッシュは能力は認めるが馬格が足りない。香港の短距離戦は肉弾戦だ。

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