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【ドバイワールドカップ】栗山求の見解

2021年03月26日 14:48

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 ダート2000mという条件はアメリカ馬にとって有利。直近5回のなかでアロゲート、カリフォルニアクロームが優勝している。この2頭は歴代のアメリカ馬のなかでも上位クラスといえる大物で、勝って当然という風格があった。今年、アメリカ馬のなかで人気を集めそうなミスティックガイドは、G2、G3を勝った経験はあるものの、G1は未勝利。アロゲートやカリフォルニアクロームの域にはまだ遠い。

 バーレーン調教馬のサルートザソルジャーは、ドイツで誕生し、オーストラリア産馬セポイを父に持ち、イギリスの厩舎に入厩したあと、ドバイのメイダン競馬場でキャリアを重ねている、という国際色豊かな馬だ。

 父セポイは現役時代にスプリンターとして鳴らしたが、母ストリートファイアは「ストリートクライ×クリスエス」という重厚な血統。こちらの距離適性が伝わってダート2000mのアルマクトゥームチャレンジラウンド3(ドバイ G1)を勝った。勢いに乗っているので、さほど強いメンバーがいないここは中心視できる。

 日本から遠征したチュウワウィザードは今年のメンバーであれば争覇圏内。距離はギリギリだがアメリカ馬ヘスースチーム、地元ドバイのミリタリーローは押さえたい。

栗山求

1968年生まれ。血統評論家。月刊誌『優駿』の「サイヤーズインサイド」など連載多数。グリーンチャンネル『KEIBAコンシェルジュ』に出演中。著書に『血統史たらればなし』『パーフェクト種牡馬辞典』など。

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