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【ドバイシーマクラシック】土屋真光の見解

2021年03月26日 14:46

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 本題に入る前に、今シーズンのメイダンの芝コースについて触れたい。全体的に、従来よりも固くなっており、良馬場で行われたレースは条件クラスにおいても時計の高速化が顕著となっている。週中は降雨の予報もなく、散水に力を入れているが、開催日の後半戦、馬場の硬化は避けられないだろう。

 好メンバーがそろったこのレースは、フランスダービーとサウジCを勝った異才ミシュリフと、昨年の日本のグランプリ春秋制覇のクロノジェネシスにブックメーカーの人気が集まっており、3番手に芝2400mで2つのG1を勝っているモーグルが続く。

 10頭立てだがチャンネルメイカーの逃げをウォルトンストリートが突っつくと思われるので、欧州型の溜めに溜めてのヨーイドンという競馬はなさそうで、むしろ縦長の展開も考えられる。

 となったときに、1番手に考えたいのがモーグルだ。パリ大賞はどちらかといえばハマった感も強かったが、香港ヴァーズの勝ちっぷりは、やはり力があってこそ。また、パリ大賞の勝ち時計2分24秒7は秀逸で、今のメイダンにフィットしそうだ。エイダン・オブライエン厩舎からは今年のドバイワールドC開催唯一参戦馬で、敢えて使ってくるあたりにも脈を感じさせる。

 2番手にはウォルトンストリート。7歳馬だが長期休養があって、むしろ今が旬。前々走でメイダン芝2410mのレコードを更新し、前走も同じタイムで勝っている。チャンネルメイカーが引っ張る流れもこの馬におあつらえ向きだ。

 3番手にクロノジェネシス。天皇賞・秋で高速決着に対応してみせたが、宝塚記念や有馬記念を見る限り、本質的にはこの馬は柔らかい馬場がうれしいはず。日本のオッズでは間違いなく1番人気だけれども、ちょっと過剰オッズになりそう。

 以下、シムシアーラヴズオンリーユーまで。ミシュリフは馬場と距離に不安があり、チャンネルメイカーは広いコースの芝2410mがプラスとは思えない。

土屋真光

フリーライター。国内外中央地方を問わず取材。特に香港・マカオ競馬事情には強いが、近年は南ア、バーレーン、カタールなど日本ではメジャーではない土地に力を入れている。JRA公式HP、競馬ブック、Sportivaなどに寄稿。

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