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【ドバイシーマクラシック】木村拓人の見解

2021年03月26日 14:47

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 ここは日本勢と欧州勢が強いカテゴリ。少頭数ではあるが、上位人気となっているのは各国の最強クラス。非常に興味深い一戦となりそうだ。

 モーグルはジャパンの全弟と言えば日本のファンにもおなじみだろう。昨年は英ダービーで6着と敗れているが、そこから一気に力を付けて秋のパリ大賞では後の凱旋門賞2着インスウープと4着ゴールドトリップを相手に楽勝。本番でも注目を集める存在になったはずだが、直前にオブライエン厩舎も使用していた飼料から禁止薬物が検出された影響で出走を取り消した。その後のBCターフでは崩れたものの、香港ヴァーズでは香港の雄エグザルタントを相手に大楽勝を演じた。

 このまま実績を重ねれば欧州最強となる可能性も秘めたスターホース候補。舞台設定も文句なく、ここは中心視できる。

 ミシュリフは昨年の仏ダービー馬で今年のサウジカップ勝ち馬。秋の凱旋門賞も見据えてのシーマクラシック参戦となった。前走で負かしたシャーラタンは昨年いろいろなアクシデントに見舞われたが、無事ならばケンタッキーダービーでも中心視されていたほどの馬。決してダート向きの体形とは思えない体でそれを打ち負かしたのだから身体能力の高さは相当と考えていい。

 ミシュリフの父メイクビリーヴの父はマクフィ。血統を見ると2410mは長いように思えるが、体形を見ると決して対応できないとも思えず、こちらも日本馬の強力なライバルとなる。クロノジェネシスは当然有力だが、少頭数の大箱コースだと折り合いが最大の課題。落ち着いて走れれば上記2頭にヒケは取らない。

木村拓人

『競馬新聞デイリー馬三郎』美浦担当の取材記者。素軽いフットワークで海外競馬、セリ、育成牧場など動き回り、競馬場のイベントやTV等の解説も担当する競馬マスコミ界のユーティリティプレーヤー。好きな海外馬はメダグリアドーロ、サイレントウィットネス、シックスパーフェクションズ。