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【ドバイターフ】土屋真光の見解

2021年03月26日 14:43

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 言い方は悪いが、G1昇格後で最も低いレベルのメンバーとなってしまった印象だ。コテコテのG1馬は昨年のプリンスオブウェールズSの勝ち馬ロードノースと、一昨年のクイーンアンSを勝ったロードグリッターズぐらい。

 ブックメーカーのオッズでもそれは如実に表れており、ロードノースとロードグリッターズが3倍台で人気を分け合い、昨年後半を休養に充ててここを目標に調整してきたアルスハイル、という順は普通に考えれば妥当だろう。

 1番手はロードノース。昨年のプリンスオブウェールズSの内容が秀逸。3着だった英インターナショナルSは相手が強すぎた。英チャンピオンSはドボドボ馬場で度外視、ブリーダーズカップターフも距離・コースともに適性が合わない中で4着は健闘の部類。何より、ゴスデン厩舎がこのクラスをドバイに送り込んでくる時点で勝算アリ、ということだろう。

 2番手にはゴドルフィンのアルスハイル。重賞勝ちはないものの、前々走は英国で重賞上位の常連だったミステリーパワーを子ども扱いしている。8か月ぶりだった前走は、3~4コーナーで大外を回り、長く脚を使って進出した分、最後に伸び負けていたが、むしろあれで使える脚が測れた。

 3番手にはロードグリッターズ。一昨年のこのレースでアーモンドアイに迫る3着は記憶に新しく、高いコース適性を感じさせる。問答無用の末脚は、前走でもゴール前でさらにひと伸びしていた。ただ、今回はここ3戦よりも相手が強化されて、前をさばききれない公算も。差し届かずの3着になるのではないか。

 クッションがほどよく利いて、かつ高速決着となるのはヴァンドギャルドにとってもプラス。母のいとこは昨年欧州で大活躍のラヴ。一介のマイラーのイメージはない。以下、我慢比べに持ち込んだときのグレンフォースエクティラーンにも注目。特にエクティラーンはハムダン殿下への弔いの走りとなる。

土屋真光

フリーライター。国内外中央地方を問わず取材。特に香港・マカオ競馬事情には強いが、近年は南アフリカ、バーレーン、カタールなど日本ではメジャーではない土地に力を入れている。JRA公式HP、『競馬ブック』、『Sportiva』などに寄稿。

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