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【凱旋門賞】土屋真光の見解

2021年10月01日 15:07

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 ミシュリフは回避、セントマークスバシリカは引退となりましたが、それでも好メンバーが揃った凱旋門賞となりました。今年は比較的少雨でしたが、今週に入って天候は下り坂。パリロンシャンの馬場はひじょうに特殊で、特に渋った馬場では向き不向きが極端になります。重だった一昨年は1、3着が、不良だった昨年は1~5着馬がそれぞれフランス調教馬でした。一昨年の勝ち馬ヴァルトガイストのように良馬場希望の馬や、昨年の勝ち馬ソットサスや3着のペルシアンキングのように距離実績のない馬でもG1実績があれば浮上の余地があります。

 そこで1番手はシリウェイ(牡3)を挙げます。仏ダービーでは重馬場のシャンティイ2100mでセントマークスバシリカの2着。じりじり伸び続ける脚で勝ち馬に迫りました。また、ドロドロの不良馬場だった去年の凱旋門賞当日の2歳G1ジャンリュックラガルデール賞を8馬身差で圧勝。同日同距離の古馬G1フォレ賞よりも1秒以上速い勝ちタイムでした。今回はダービー以来、そして転厩初戦でもありますが、適性と潜在能力に期待します。

 2番手は、同じく昨年の凱旋門賞当日、2000mの牝馬G1オペラ賞を快勝したタルナワ(牝5)とします。アイルランド調教馬ですがパリロンシャンのG1は2戦2勝。良馬場ではズバっと切れるタイプながら、渋ってもパフォーマンスを落とさないことを昨年証明しました。

 そして3番手にディープボンド(牡4)。日本国内の実績ではクロノジェネシスに劣りますが、前走のフォワ賞でまずコース適性を示しました。これまで日本調教馬が2着となった凱旋門賞はいずれも渋った馬場。さらにフォワ賞を勝った日本調教馬はいずれも凱旋門賞で好走しているデータも後押しします。直前で鞍上交替もバルザローナ騎手ならマイナスはありません。

 以下、ハリケーンレーン、クロノジェネシス、トルカータータッソ、アダイヤーまでが圏内と見ます。

土屋真光

フリーライター。国内外中央地方を問わず取材。特に香港・マカオ競馬事情には強いが、近年は南アフリカ、バーレーン、カタールなど日本ではメジャーではない土地に力を入れている。JRA公式HP、『競馬ブック』、『Sportiva』などに寄稿。

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