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BC最年少記録かかるオブライエン兄弟、偉大な父に挑戦

2016年11月04日 13:17

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 欧州屈指の競馬一族であるオブライエン家の兄弟が、現地4日から始まるブリーダーズカップで2つの最年少記録を打ち立てるかもしれない。

 管理馬イントリケイトリーを4日のBCジュベナイルフィリーズターフに送り出す23歳のジョセフ・オブライエン調教師は、その鞍上に18歳の弟ドナカを据えた。この陣容は9月にG1モイグレアスタッドSを勝った時と同じだ。ちなみに現在のBC最年少勝利ジョッキーの記録を持つのは他ならぬジョセフ師で、5年前に父エイダン・オブライエン調教師の手がけたセントニコラスアビーでBCターフを制している。

 再び歴史を塗り替える立場となったジョセフ師は「身震いしてしまうが、私たちは夢を実現できる。イントリケイトリーの輸送はうまくいったし、現地入りしてからの調教も上々。手順は全く違うし、彼女がどれだけ力を発揮できるかは分からない。馬場は心配していないが、堅いのがちょっとね。問題にならないことを願うよ」と語った。

 ちなみに父のエイダン師も同じレースにハイドレンジアとローリーポーリーの2頭出しで臨む。前者はモイグレアスタッドSでイントリケイトリーの2着だった馬で、10月の前走フィリーズマイルも2着に好走した。後者は前走の6ハロンG1チェヴァリーパークSで僅差の2着し、引き続きライアン・ムーア騎手が乗る。

 エイダン師は「私はジョセフの敵だが、レースが楽しみだ」とコメント。「ジョセフとドナカは子供の頃から馬に親しんできた。ジョセフは万事に慎重だし、我々としても何事においても思い込みは避けるようにする」と話していた。