現地4日に行われたブリーダーズカップ・ディスタフで、無敗のソングバードを一騎打ちの末に下したビホルダー。3年ぶり2度目のBCディスタフ制覇、2012年のBCジュベナイルフィリーズを含めると3度目のBCタイトルを手にした名牝に、管理するリチャード・マンデラ調教師も感激の面持ちだった。

「私の全てと言っていい。この勝利は人生の集大成さ。能力、気性、安定感……彼女は本当に凄い牝馬だ」とレース後は興奮醒めやらないマンデラ師。激闘を演出したゲイリー・スティーブンス騎手も「これぞ競馬だね。3歳のソングバードには脱帽だよ。でも、ビホルダーをいくら賞賛しても言葉が足りない。彼女は6歳だからね。リチャードの仕上げも信じられないくらいさ。今まで乗ってきた中で、彼女ほどペースを読める馬はいないし、ずば抜けているんだ。賢いし、乗っていて気分が良かったよ」と絶賛していた。