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英ダービーでパーミアンに騎乗のビュイック騎手「多くの馬にチャンス」

2017年06月02日 13:47

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 現地6月3日に行われる英ダービーは、19頭立てで争われることになった。

 通算6勝目を狙うA.オブライエン調教師は6頭出しの布陣。陣営の主戦を務めるR.ムーア騎手はディーステークスを制して人気の一角に浮上したクリフスオブモハーに騎乗し、残りの5頭はカプリ(S.ヘファナン騎手)、ダグラスマッカーサー(C.オドノヒュー騎手)、ヴェニスビーチ(D.オブライエン騎手)、ウイングスオブイーグルス(P.ベギー騎手)、ジアンヴィル(A.オブライエン騎手)のコンビに決まった。

 有力前哨戦の一つであるダンテステークスの勝ち馬パーミアンにはW.ビュイック騎手が騎乗。昨年8月に勝利を飾って以来のコンビとなるが、当時を振り返る彼の本音として、およそダービーで騎乗することになるとは想像できなかったという。

 パーミアンはダービーで1番人気を争うクラックスマンに4月の英ダービートライアルで惜敗。しかし、次戦の準重賞を4馬身半差で圧勝したため陣営がダンテSに追加登録し、その最重要とされる前哨戦も制してダービーの上位人気へと復権した。

「彼は上品で血統もいいけど、去年乗った時は、ここまでになるとは言えなかったよ」とパーミアンの成長を認めるビュイック騎手は「多くの馬にチャンスのあるダービーだね。クラックスマンはトライアルから良化しているだろうし、何でも備えているように思える。クリフスオブモハーもディーSから前進しているはず。この人気2頭のどちらかが勝利する可能性は高いけど、ゴドルフィンの3頭(ベンバトル、ベストソリューション、ドバイサンダー)も上位争いに値する。エミネントもクレイヴン(ステークス)では凄く良かったし、(ダービーの)距離を味方にできそうな感じがするよ」と混戦の見立てだ。

 そして「僕の馬はレースのたびに進化しているし、先週、調教に乗りに行ったんだ。軽めのキャンターだけだったから、まだ絞れそうな体つきだったけど気にするほどでもないよ。ダンテSからどれくらい良化しているのか判らない。でも、フォームは力強かったね」と、パーミアンの状態に自信を見せた。