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香港の元年度代表馬、ワーザーが現役引退

2018年12月12日 13:30

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 今年の宝塚記念で2着になるなど、香港の中距離路線をけん引してきたワーザーが、現役を引退した。現地10日、香港ジョッキークラブの公式サイトに広報された。

 ワーザーはニュージーランドでデビュー、オーストラリアでも出走した後、香港へ移籍。4歳三冠戦では香港クラシックマイルと香港クラシックカップで2着を続けるも、三冠目の香港ダービーを見事に制覇。続くクイーンエリザベス2世カップでは日本から遠征したラブリーデイやヌーヴォレコルト、サトノクラウンらを寄せつけずに4馬身半差で圧勝し、2015/16シーズンの香港年度代表馬に選出された。

 その後、年末の香港国際競走には参加せず、2016/17シーズンは下半期のみの稼働となったものの、2月の香港ゴールドカップと5月のチャンピオンズ&チャターカップでG1レースを2勝。昨季(2017/18シーズン)は香港ゴールドC2着後に鼻出血を発症したため3か月の出走停止措置が取られ、4月のクイーンエリザベス2世カップは回避したが、6月の宝塚記念で来日すると、豪脚でミッキーロケットの2着に迫り実力をアピールした。

 今季は10月から始動してレコード決着のジョッキークラブカップ3着と順調な様子をうかがわせていたが、香港カップの4日前になって右前脚の故障が発覚し、出走を回避していた。