現地15日、米ガルフストリームパーク競馬場にてG3ハーランズホリデーステークス（ダート8.5ハロン）が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたG1ケンタッキーダービー3着馬オーディブルが2着に敗れる波乱が起こった。

　勝ったのはB.ヘルナンデスJr.騎乗のサーアンソニー。最後方追走から最終コーナーで最内を突く好騎乗が光り、同じく後方から大外を回ったオーディブルの追い上げを制して重賞初勝利を手にした。

　ここをステップに来年1月26日に米ガルフストリームパーク競馬場にて行われるG1ペガサスワールドカップを目指す予定だったオーディブル陣営にとってはよもやの敗戦。米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、T.プレッチャー調教師は「ぬかるんだ馬場の中でも状態のいいところと悪いところがあった」と語り、実力負けではないことを強調したと報じている。