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パキスタンスターが電撃転厩、寝耳に水のクルーズ師は落胆

2019年02月27日 13:34

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 香港でG1レースを2勝し、昨季は香港ジョッキークラブのチャンピオンアウォーズで「モストポピュラーホース」にも選ばれるなど高い人気を誇るパキスタンスターが、A.クルーズ厩舎からP.オサリバン厩舎へ電撃的に転厩した。地元紙の『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)が現地25日付けで報じている。

 オサリバン師がパキスタンスターのオーナーに会ったのは先週末が初めてのことで、1時間ほどお茶をともにしたという。「彼に預託を依頼されたのは確かだが、私から誰かにアプローチしたことは一度もない。それが私のスタイルだから」というオサリバン師のコメントによれば、転厩はオーナー側の主導で実現したことになる。なお、オサリバン師はパキスタンスターの今後について白紙とし、しばらく様子を見ると話している。

 また、この件について同紙は26日にも続報し、クルーズ師の「彼(オーナー)からはひと言もなく、(香港ジョッキー)クラブからの一報で知った」というコメントを掲載。同師にとって寝耳に水のでき事であった様子を伝えている。

 スターホースを失ったクルーズ師は「彼ら(オーナーたち)はよく乗り役を替えていたし、上手くいかなかったから調教師も変えたのだろう」と率直な見方を明かし、「あのようないい馬が行ってしまうのは大いに堪えるし、誰だってそんな目には遭いたくないものだよ」と落胆。その一方で「彼らの幸運を祈っているよ。彼は初めから簡単な馬ではなかったし粗相も多かったが、私はベストを尽くした。それだけさ」と語ったという。