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川田騎手「難しく厳しい戦い」タフな馬場/凱旋門賞

2019年10月08日 17:14

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<凱旋門賞>◇6日=仏パリロンシャン競馬場◇G1◇芝2400メートル◇3歳上牡牝◇出走12頭◇1着賞金285万7000ユーロ(約3億4284万円)

 世界の頂点を目指した日本馬3頭の夢は、日本とは異質な、想定以上にタフな馬場に打ち砕かれた。3連覇を狙ったエネイブルの走破時計は昨年より約3秒遅い2分32秒43。女王陣営も馬場状態を敗因のひとつに挙げたほどだった。

 3歳時に不良馬場の菊花賞で消耗戦を制したキセキも例外ではなかった。日本馬最先着ながら、7着が精いっぱい。出遅れ気味のスタートから道中の流れに乗るまでに時間を要した。スミヨン騎手は「重い馬場で難しい競馬。スピードを生かすのに時間がかかった。そして、最初にスピードを出し過ぎてしまったかもしれない。今日はキセキにとっていい馬場ではなかった」と振り返った。菊花賞時の上がり3ハロンは39秒6。今回はタフで重い芝に体力を奪われ、上がり42秒01を要した。

 11着ブラストワンピースはやや重の有馬記念を勝っているとはいえ、基本は良馬場希望。道中はエネイブルの後ろに位置したが、フォルスストレートに入るあたりで川田騎手の手が動いた。脚はたまっておらず、上位馬に引き離された。川田騎手は「難しい、厳しい戦いでした。日本馬にはとてつもなく厳しい馬場。体力の消耗が激しく、レース後はすぐに止まってしまい、その後も歩くのがやっとという感じでした」と話した。

 最もきつかったのは国内でも良馬場しか経験していないディープインパクト産駒のフィエールマンだったか。前走のバーデン大賞を14馬身差で逃げ切ったガイヤースが10着まで沈む展開。結果的には先行策も裏目に出た。直線を迎える前に脱落し、ラスト300メートルは流して入線。ラスト1ハロンは17秒82と完全に“歩いた”。ルメール騎手は「いい結果をと思ってきたけど、早めにばててしまった。残念ながら日本馬はこの馬場じゃ全然走らない。2番手でいいレースはできたけど…」とお手上げの表情。最先着のキセキですら勝ち馬ヴァルトガイストから20馬身以上離されて入線。相手以前に、コースに苦戦した大敗だった。

出典:日刊スポーツ

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