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ミシュリフ鞍上はフィエールマン騎乗経験/サウジC

2021年02月21日 14:10

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<サウジカップ>◇20日(日本時間21日未明)=キングアブドゥルアジーズ競馬場(サウジアラビア)◇ダート1800メートル◇出走14頭◇1着賞金1000万ドル(約10億5000万円)

第2回のサウジカップを制したのは英国調教馬ミシュリフ(牡4、J・ゴスデン)だった。先行するシャーラタン、ニックスゴーを見ながら好位を進み、直線は粘り込むシャーラタンをゴール寸前で差し切った。

ミシュリフの鞍上はまだ21歳のデビッド・イーガン騎手。アイルランド出身で、現在は英国を拠点に活躍する注目の若手ジョッキーだ。親日家のR・ヴァリアン厩舎とも関係が深く、一昨年の秋には凱旋門賞遠征へ向け、ニューマーケット(英国)に滞在していたフィエールマンの調教を手伝い、同馬に騎乗した経験を持っている。

イーガン騎手は「信じられないです。このレースを勝つのは夢でした」と喜びを爆発させた。

「世界最高賞金のレースですし、(オーナーの)ファイサル王子、ジョン・ゴスデン調教師、このチーム全員に感謝しています。ここにきているゴスデン助手、レーシングマネジャーもそうですし、本当にたくさんの人にお礼を言いたいです。もちろん、ミシュリフにも。彼はチャンピオンです。新型コロナウイルスの影響を受ける厳しい状況で安全に開催されたことを感謝していますし、ミシュリフと再びコンビを組むことができて、勝つことができて良かったです」。

「ミシュリフはいつもゲートがゆっくりなのと、昨年はまだ完成されていなかったので、サウジダービーでは日本馬の2着に敗れてしまいましたが、ゲートをしっかり出ていれば勝利に近づけていました。1年経って、馬が成熟してきましたし、ゴスデン師が彼を立派にしてくれました。ミリオンダラーですよ、そう、10ミリオンダラーです」。

「こちらに来てから、いい調教ができていましたし、今日はしっかりゲートを出ました。2頭のアメリカ馬(シャーラタン、ニックスゴー)と同じくらいに出てくれました。最初の50ヤードほど出していきましたが、行きっぷりが良くて驚きましたし、バックストレート(向正面)では(シャーラタン騎乗の)マイク・スミスのすぐ後ろに位置することができました。コーナーで少し心配しましたが、うまく直線を向くことができました」。

「昨年2着に敗れましたが、ファイサル王子とゴスデン師がここ(サウジカップ)を意識しているのはわかっていました。昨年はヨーロッパで素晴らしいシーズンを過ごし、ここは王子の地元です。ミシュリフは世界中の素晴らしい馬たちに先着し、彼自身がどれだけの馬なのかを証明しました」。

「もちろん、とんでもない賞金のレースなのですが、それは意識しませんでしたし、私にプレッシャーはありませんでした。普通のレースに乗るような感じで臨むことができました。ゴールしてからすごい価値があるレースだったことを考えて始めました。たくさんの人がミシュリフに対し、労力と時間を費やしてきました。全員の努力に応えることができて良かったです」。

「私の父(ジョン・イーガン)はバーレーン調教馬を手伝っていて、今回もナサ厩舎の馬に乗っていました。ですから、今日は父を素晴らしい場所へ連れてくることができました。父の存在がなければ私は騎手になっていませんし、今の自分はいません。父は私のキャリアのためにできることをすべてしてくれて、私を厳しく鍛えてくれました。今日の勝利は父にささげたいです」。

昨年は仏ダービーを制し、今回はサウジCでアメリカのトップホースを撃破したミシュリフ。夏は欧州の芝12ハロン路線を進むのかという今後に関する問いに対し、管理するゴスデン師は「今後の様子を見て、オーナーと相談したい」と明言を避けた。(情報提供・サウジカップ主催者)

出典:日刊スポーツ