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エッセンシャルクオリティが無敗死守、米G2ブルーグラスSをクビ差でもぎ取る

2021年04月04日 14:24

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 今年のケンタッキーダービー戦線で最有力候補に推されているエッセンシャルクオリティが、現地3日にキーンランド競馬場で行われたG2ブルーグラスステークス(3歳、ダート9ハロン)に出走。逃げ馬から離れず2番手を追走すると直線で一騎打ちの態勢になり、辛くもクビ差で勝利をもぎ取った。

 1番人気のエッセンシャルクオリティは逃げる2番人気ハイリーモティベーテッドを1馬身と離れずマークし続け、第3コーナーから馬体を併せにかかって直線は一騎打ちに。エッセンシャルクオリティは外へもたれるハイリーモティベーテッドに進路を妨害されるような格好になりながら、勝負根性を発揮して粘り強くロスを挽回した。

 2頭から5馬身1/2差の3着には6番人気のロンバウアーが3番手から粘り込み、前走の未勝利戦を8馬身3/4差で勝ち上がった3番人気のアントリーテッドは後方のまま8着に終わった。

 エッセンシャルクオリティはデビューからの無敗をキープして5連勝。重賞は前走のサウスウェストステークスに続く4勝目とした。同日付けの米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、B.コックス調教師は「これは大きいよ」「今日の彼は粘りを要した。恐らくは彼が必要としていたことさ。いいテストになったよ。前走は楽勝だったからね。彼が乗り越えられたのは上々さ。よく頑張ったよ」と勝負根性を確認できたことに喜びのコメントを残している。

 なお2010年以降、ブルーグラスSの優勝馬は2018年のグッドマジックがKYダービーで2着の結果を残した程度。それ以前だと2012年のデュラハンにKYダービーでの3着がある程度で近年は不振傾向にある。