モーリス産駒コズミッククルセイダー、連闘で臨んだ豪G1コックスプレートを快勝
2026年10月25日 14:00
豪G1コックスプレート(3歳以上、芝2040m)が現地24日にフレミントン競馬場で行われ、後方2番手で直線を迎えた5番人気のコズミッククルセイダーが大外から末脚を炸裂させると、前方から馬群を割って伸びる6番人気バードマンをゴール前で差し切った(0.75馬身差)。
ゲートがやや遅かった大外枠のランドレジェンド(10番人気)が600mほど進んでから先頭を奪うと、後続は深追いせず隊列は縦長に。序盤から控えたコズミッククルセイダーは先頭から15馬身ほどの後方2番手で中間点を通過し、自身の2馬身ほど前方にいる1番人気のアエリアナをマークした。
そのままアエリアナを目標にしながら直線で末脚に点火したコズミッククルセイダーは、残り100m付近で粘るアエリアナをかわすと、中団から馬群を割ったバードマンも最後の50mで捕らえ、回転良くステッキを振るW.パイク騎手のアクションに応えてゴール。さらに0.2馬身差の3着にアエリアナが続いた。
A.リーク調教師が管理するコズミッククルセイダーは2020年にニュージーランドで生産されたモーリス産駒。10月3日のターンブルステークスで2度目のG1制覇を飾り、中1週で臨んだ前走のコーフィールドカップは好位から伸び切れず4着に敗れたが、さらに連闘で豪州最大の中距離戦を制した。
リーク師は豪競馬メディア『racing.com』のインタビューで「ミラクルよ。彼はアイアンホースだわ。何というチャンピオンでしょう。ウィリアム・パイクの騎乗も素晴らしかった」「キャリアの初期段階で彼のような馬に出会えたのはとても幸運だわ」「これ以上ないわね」と興奮冷めやらぬ様子で喜びを表現。
また、西オーストラリアを拠点にキャリアを築き上げてきたパイク騎手は馬上でコズミッククルセイダーの名前を叫ぶと「常に手の届かないほど遠い存在だから、これらのレースに優勝するなんて夢見たこともないんだ」「自分は派手に喜ぶタイプではないし、ゴールした時には心の中で『はしゃぐな、はしゃぐな』と思っていた。でも、空気に飲まれるように立ち上がって喜びを表現し、そのまま続けてしまう」「大観衆が集まり、歴史に残るような1日だった。ここで開催される唯一のコックスプレートになるだろうから、自分たちの名前を刻むことができてうれしいよ」と、従来のムーニーバレー競馬場からフレミントン競馬場での代替開催となった歴史的一戦を制して声を弾ませた。
