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ポイントオブローが豪G1メルボルンCを快勝、7頭出しのC.マー調教師は3着まで独占

2026年11月4日 15:00

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 豪州競馬の祭典、G1メルボルンカップ(3歳以上、芝3200m)が現地3日にフレミントン競馬場で行われ、中団から後ろ寄りの位置に控えた2番人気のポイントオブローが、馬群の中から迎えた直線で3.75馬身突き抜けて快勝した。

 レースは21番人気のロイヤルスプレマシーが離して飛ばし、10馬身余り離れた2番手で15番人気のキズリャルが集団を率いる形。ポイントオブローはさらに10馬身ほど後方で馬群の中を追走し、最終コーナーに向かって広がる馬群の中で距離ロスを防ぎながら位置を上げていった。

 直線に入るとポイントオブローの1、2列前から馬群の外を回った10番人気ジュジャキボ、これを追い掛けるように17番人気ザーランがスパート。残り400mでも後続を大きく引き離していたロイヤルスプレマシーは脚が上がり、200mではジュジャキボが捕らえるのも時間の問題となる。しかし、そのタイミングで馬群の中からポイントオブローが一気に抜け出して決着をつけた。

 大接戦となった2着争いはジュジャキボに詰め寄ったザーランが、首の上げ下げで0.06馬身差の先着。1番人気のトラストユアインスティンクトは勝ち馬から7.71馬身差の11着に敗れた。なお、アステリックスはレース当日の使用が禁止されている抗炎症剤を両前脚に投与されたとして出走取消となり、管理するC.ウォーラー調教師は5万豪ドル(約553万円)の科料に処せられている。

 ポイントオブローはC.マー調教師が管理するフランケル産駒の3歳牡馬でG1初制覇。英国王夫妻の所有でJ&T.ゴスデン調教師の管理下にあった7月のG3バーレーントロフィーで重賞初制覇を飾ると、その後にオーナーが変わって豪州に移籍初戦のG3ジーロンカップも制し、現地では前売り段階や発走直前に1番人気に推されていた。7頭出しを敢行したマー師は上位3着を独占。5着ロイヤルスプレマシー、6着ショックレッツ(8番人気)と上位6着までに5頭を送り込む出色の結果を残した。

 豪競馬メディア『racing.com』によると、ポイントオブローを勝利に導いたE.ブラウン騎手は2023年のオーストラリアンギニーで落馬事故に遭い、肝臓の損傷や動脈断裂により5リットルも出血するなど死線をさまよった。「あの落馬から復帰まで、いくつもの障害があった。時には本当に苦しかった。一時は復帰できないと思っていたし、復帰する価値があるのかとも思っていたんだ」と栄冠に感慨ひとしお。「ボクが一時、調教師になろうとしていたのを彼が思いとどまらせてくれた」「当時のボクは22歳くらいだったけど、それ以来、彼はずっとボクを支え、信頼してくれた」とマー師への感謝を続けた。

 また、マー師は「今回、自分が持っている最高の戦力で臨めたことは分かっていた」「彼はザーランに乗っていて、どれほど良い状態にあるか分かっていた。それでも乗り替わらなければならなかったから、結果的には正しい選択をしたということだね」「ブラウニーは本当に素晴らしい人間だし、レースに完全に集中していた」「努力と献身があったことは見れば分かる。それが結果に表れているよ」と殊勲の鞍上を労っている。

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