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距離短縮をゴスデン師は歓迎、「クラックスマンは血統的には中距離向き」

2017年10月21日 12:15

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 J.ゴスデン調教師が、仏G1凱旋門賞で僚馬エネイブルと対決することを避けて現地21日のG1英チャンピオンステークスへクラックスマンを向かわせた決断が吉と出ることを願っている。

 クラックスマンは英ダービー3着、愛ダービー2着とクラシックで善戦後、グレートヴォルティジュールステークス、ニエル賞と仏G2を連勝。しかしエネイブルが英愛オークス、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、ヨークシャーオークスとクラシックディスタンスのG1を立て続けに圧勝したため、ゴスデン師は「(クラックスマンのオーナーのアンソニー・)オッペンハイマー氏と話し合い、凱旋門賞にはエネイブルのみ出走させてチャンピオン誕生を見るのがベストとの結論に達した」という。

 また、4月の英ダービートライアル(10ハロン)を最後にクラシックディスタンスのレースしか走っていないクラックスマンが英チャンピオンSという欧州最高峰の中距離レースに出ることをどう思うか聞かれると、ゴスデン調教師は距離短縮が不都合だとは思わないとコメント。「(フランケル産駒の)クラックスマンは確かに10ハロンより長い距離で勝っているが、血統的には10ハロンのほうが向いている馬だ」と語っていた。