香港の歴史的名馬ビューティージェネレーションが持っていたシャティン競馬場での芝1400mのトラックレコードが破られた。

　現地9日に行われた条件戦のパナソニックカップ（ハンデ戦）で、ビューティージェネレーションと同じJ.ムーア厩舎のエンカレジングが53キロの軽ハンデも利して快勝。勝ちタイム1分19秒92は、10月のG3セレブレイションカップでビューティージェネレーションがハンデ59キロでマークした1分20秒05を凌駕するものだった。

　6歳せん馬のエンカレジングは通算20戦5勝。本来なら今月末に一戦する予定だったが、今回の勝利でハンデ増が見込まれることから予定変更の可能性もムーア師は示唆しており、来年1月にはG3で重賞初挑戦に踏み切るという。