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グランプリボスとも戦ったゾファニー、肝不全で安楽死

2021年01月10日 10:47

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 現役時代に愛2歳G1フェニックスステークスを制すなど、欧米のマイル戦線で活躍したゾファニーが肝不全により死亡した。所有するクールモアスタッドが安楽死の措置を取り、現地8日に発表した。

 ゾファニーは2010年4月からデビュー2連勝すると、7月から3連勝で愛G3タイロスステークス、G1フェニックスSを制した。明け3歳は6戦未勝利に終わったものの、日本からグランプリボスも参戦した英G1セントジェームズパレスステークスでフランケルを3/4馬身差まで追い詰め2着、続く仏G1ジャンプラ賞ではアタマ差の2着に惜敗。秋はアメリカに遠征してブリーダーズカップマイルなどG1レースを2戦し、それを最後に種牡馬入りした。

 種牡馬としては初年度産駒のベンチュラストームが2016年の伊G1ジョッキークラブ大賞勝ちやG1英セントレジャー2着、2019年にはアルビグナが仏G1マルセルブーサック賞を制覇。昨年の愛G1ヴィンセントオブライエンナショナルステークスを勝ったサンダームーン、米G1BCジュベナイルフィリーズターフで2着のマザーアースらを輩出している。