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KYダービーはメディーナスピリットが逃げ切り、連覇のバファート師は最多7勝目

2021年05月02日 10:36

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 米チャーチルダウンズ競馬場で現地1日に行われたG1ケンタッキーダービー(3歳、ダート10ハロン)は、発馬を決めてスムーズにハナを切った6番人気のメディーナスピリットが、3番手追走から最終コーナーで併せにきたマンダルーン(8番人気タイ)に最後まで先を譲らず、1/2馬身しのいで逃げ切った。

 さらに1/2馬身差の3着争いを3番人気のホットロッドチャーリーが制し、1番人気のエッセンシャルクオリティは終始追っつけ気味の追走からアタマ差の4着で初黒星を喫した。なお、前走のサンタアニタダービーでメディーナスピリットを寄せつけず逃げ切った2番人気のロックユアワールドは、隣のエッセンシャルクオリティとともに発馬で半完歩ほど遅れた上に接触。体勢を崩して後手に回り15着に大敗した。

 メディーナスピリットは1月30日のロバートB.ルイスステークスで重賞初制覇を飾り、次戦は前走のサンタアニタダービーでロックユアワールドに逃げ切られ4馬身1/4差の2着に完敗。今回は立場を逆転して大一番を制し、G1初勝利で通算成績を6戦3勝(2着3回)とした。J.ヴェラスケス騎手はマラサートを勝利に導いた前日のKYオークスとのダブル制覇を果たし、B.バファート調教師とのコンビでKYダービー連覇を達成。KYダービーはヴェラスケス騎手が4勝目、バファート師は単独最多の7勝目となった。

 バファート師は「調教は良かったが本当に驚いた。彼が簡単にハナを切るのを見て、他の馬たちが襲い掛かってくると身構えていた」「しかしジョン(ヴェラスケス騎手)が完ぺきな位置に彼を置いた。先頭に立たせば彼は闘うんだ」と殊勲の鞍上とメディーナスピリットの闘志を称賛した。