豪州のP.J.オシェアステークスから改名されたG2のQ22（3歳以上、芝2200m）が現地12日にイーグルファーム競馬場で行われ、圧倒的な1番人気に推されたザーキが好位の一角から中間点で2番手に上がると、直線では余力十分に1.5馬身抜け出して完勝した。

　中団から最終コーナーで勝ち馬に併せにいったホームズマン（4番人気タイ）が突き放されて2着、さらに0.2馬身差の3着争いをパスオブグローリー（6番人気タイ）が制し、2番人気のネトワイエは後方から5着まで。3番人気のトフィータンは競走を中止した。

　ザーキは5月8日のG2ADホリンデイルステークス、同22日のG1ドゥームベンカップに続く3連勝で通算5度目の重賞勝ち。この日の単勝1.26倍は2番人気の18倍を大きく離す一本かぶりの支持だった。

　豪競馬メディア『racing.com』によると、この勝利をもってザーキは休養入り。現地ブックメーカーの『スポーツベット』はコックスプレートにおけるザーキの前売りオッズを3.50倍に設定し、2番人気ベリーエレガントとの評価（11倍）に差をつけている。