現地19日、豪ローズヒルガーデンズ競馬場にてG2ホバートヴィルステークス（3歳、芝1400m）が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたアナモーが競り勝った。

　縦長の馬群で4番手につけたアナモーは、直線で馬場の中央に持ち出してスパート。最後は内から伸びたヒラルとの一騎打ちとなったが、これを0.2馬身差で制した。

　モーリス産駒で、母が豪G1ヴィクトリアオークスなどを勝ったタヤスツヨシ産駒ホロービュレットのサイレントインパクトは、直線半ばまで逃げたものの6着に沈んだ。

　アナモーは昨年10月のコーフィールドギニーなどG1を2勝し、G1コックスプレートでは古馬にまじって2着と好走。秋初戦だった前走のG2エクスプレスウェイステークスは3着だったが、叩き2戦目であらためて実力を示した。

　同馬の今後について、J．カミングス調教師は次走は3月5日のG1ランドウィックギニーになるとコメント。さらに4月9日のG1クイーンエリザベスステークスを最終目標とすることを明らかにしている。