米クラシック初戦のG1ケンタッキーダービーなどが開催されるチャーチルダウンズ競馬場が、短期間で12頭の馬が同競馬場での調教やレース中に死んだことを受けてレース開催を一時停止。6月7日から7月3日まで予定されていたレースはエリスパーク競馬場で代替開催されることになった。

　これは競馬メディア『Thoroughbred Daily News』などが報じたもの。チャーチルダウンズ社は「私たちのトラックで起こったことは絶対に容認できないことで、深く動揺している」との声明を発表。競馬場や環境に関する問題はなかったとしつつも「安全性のプロトコルをさらに強化し、全ての状況の詳細を見直すために時間が必要」だとした。

　なおHISA（競馬の公正確保と安全に関する機関）も同社の声明後に独自のリリースを発表。開催中止を勧告したことを明らかにする一方で、問題頻発前と比べても競馬場の馬場に差異や懸念点はなかったとの調査結果を出している。