現地22日、愛カラ競馬場で行われた2歳G3アングルシーステークス（芝6ハロン63ヤード）は、馬場の中央で馬群の後方を追走した2番人気のカイリュウが、馬群を縫うようにして残り1ハロンを前に抜け出すと、外ラチの方へもたれながらも押し切った。

　中団で馬群の外ラチ側を追走した1番人気のパールズアンドルビーズが1馬身1/4差の2着を確保し、さらに3/4馬身差の3着には勝ち馬と後方で並走する格好のドゥイットウィズスタイル（5番人気タイ）に続いた。

　カイリュウはM.オキャラハン調教師が管理するクロシオ（父エクシードアンドエクセル）産駒の牝馬。6月28日にネース競馬場の芝5ハロンで初陣を飾り、デビュー2連勝での重賞制覇となった。

　アングルシーSは昨年にA.オブライエン厩舎のリトルビッグベアが制したのをはじめ、過去には愛ダービーをレコード勝ちのセントジョヴァイト、英三冠馬ニジンスキーも勝ち馬に名を連ねる出世レースとして知られている。