香港が誇る世界最強スプリンターのカーインライジングが、今季初出走となる現地7日のハンデ戦（芝1200m）に向けて順調な仕上がりを見せている。

　カーインライジングは昨季、香港スプリントなどG1を4勝。2024年2月から続く連勝を12まで伸ばし、香港年度代表馬に選出された。

　今季も昨季と同じハンデ戦のHKSARチーフエグゼクティブズカップから始動。香港ジョッキークラブの公式サイトによると、8月30日には1000メートルのトライアルを走り、今月4日の追い切りではラスト400メートルを24秒1で駆け抜けた。

　D.ヘイズ調教師は「彼らしい調教だった。少しズブかったが、12カ月間続けてきたルーティンがうまく機能しているので変更するつもりはない」とコメント。今回はトップハンデの135ポンド（約61.2キロ）を背負い、2番目に重いラッキースワイネスの126ポンド（約57.2キロ）とも約4キロ差、その他の馬とは約10キロ近くの差となっている。