【バーデン大賞】「怪物が帰ってきた」復活ゴリアットが2年連続でジャパンC参戦へ!
2025年09月08日 16:50

<バーデン大賞>◇7日=バーデンバーデン(ドイツ)◇G1◇芝2400メートル◇出走6頭
今年もあの馬がジャパンCへやってくる? フランスから遠征したゴリアット(セン5、F・グラファール)が制し、昨年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS以来となるG1・2勝目を挙げた。鞍上はC・ルクーヴルで勝ちタイムは2分29秒02。2着には英国の古豪ドバイオナーが入った。
レーシングポスト電子版は管理するフランシス・グラファール調教師(この日はパリロンシャン競馬場でサーランがムーランドロンシャン賞を制覇)のコメントを紹介。グラファール師は「ドイツ(バーデン大賞)へ行ったのはジャパンCのボーナス対象レースだからです。その前に(米国の)BC(ターフ)へ行く可能性もありますし、(米国人馬主の)ジョン・スチュワートも喜ぶでしょう」とジャパンC参戦への強い意識を語っている。
オーナーのスチュワート氏はレース後、自身のX(旧ツイッター)に「怪物が帰ってきた(ザ・ビースト・イズ・バック)。欧州でG1・2勝目だ。次はBC、ジャパンCか」と投稿。今シーズンのゴリアットは香港のクイーンエリザベス2世Cで9着、サンクルー大賞で5着に敗れるなど、精彩を欠いたレースもあり、秋の目標は定まっていなかったが、この日の復活劇で昨年(6着)に続く2年連続のジャパンC参戦に事実上のゴーサインが出た。
グラファール厩舎はすでにキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを勝ったカランダガン(セン4)がジャパンC(G1、芝2400メートル、11月30日=東京)参戦を明言。2頭はともに去勢されたセン馬で凱旋門賞の出走資格を持たず、どちらも褒賞金対象競走を勝っていることで、ジャパンCに2頭出しの可能性も高まってきた。