現地7日、米デルマー競馬場でG1デルマーフューチュリティ（2歳、ダート7ハロン）が行われ、6頭立てのレースで4頭出しだったB.バファート厩舎が圧倒的な1番人気に推されていたブラントらでワンツーフィニッシュを決めた。

　好スタートを決めたブラントは楽な手応えのまま先頭に立ち、いったん第3コーナーで後続を引きつけておいてから直線入り口でスパート。同厩馬のデザートゲートが追いすがってきたものの、最後まで並ばせずに1馬身差の勝利を収めた。

　木村和士騎乗のバルボアは勝ち馬から9馬身半差の5着に終わった。

　ガンランナー産駒のブラントはデビュー2連勝でG1初制覇。今年3月の米OBSマーチセールで、同社のセール史上最高額となる300万ドル（約4億4000万円）で落札されていた。リアムズマップ産駒の母は重賞未勝利だが、母のきょうだいにはブリーダーズカップジュベナイルなどG1で2着3回があり、G2ベストパルステークス勝ち馬のパパキャップ（父ガンランナー）と、G3ウィズアンティシペーションステークス勝ちのボッピーオー（父ボルトドーロ）がいる。