現地10月18日のG1英チャンピオンステークスで連覇を狙うアンマートの陣営は、王座防衛のカギとなる雨が降ることを期待しているようだ。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

　O.バローズ厩舎の7歳セン馬アンマートは、重馬場で行われた昨年の英チャンピオンSで単勝41倍の人気薄ながら1番人気のカランダガンを半馬身差で下す大金星。7歳となった今年は前走のアイリッシュチャンピオンステークスを含めてG1で3戦連続2着と善戦を続け、昨年のG1制覇がまぐれでなかったことを証明している。

　バローズ調教師は前走について「G1で2着が続くのは少し残念だが、今回も素晴らしい走りを見せてくれたので誇りに思うしかない」とコメント。「言い訳ではないが、もう少し緩い馬場ならよかった」と振り返る。

　今年の英チャンピオンSには、愛チャンピオンSを制したドラクロワこそ出走未定だが、英インターナショナルステークスを勝ったオンブズマン、昨年に続く再戦となるカランダガンが出走を予定している。

　バローズ調教師は「もし彼らが揃って出走すれば強力なメンツになるが、私たちは彼らから逃げるつもりはない」と断言。クラックスマン（2017年と18年）以来となる英チャンピオンS連覇に並々ならぬ意欲を示した。