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【凱旋門賞】「枠の神様がほほ笑んだ」「大駆けの可能性は否定できない」名物記者が日本馬に言及

2025年10月04日 16:30

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 日曜にフランスで行われる凱旋門賞(G1、芝2400メートル、5日=パリロンシャン)を前に英国の「レーシングポスト」電子版は3日、フランス在住記者による有力各馬の見解を掲載した。記事では日本競馬に精通する名物記者、スコット・バートン氏が各馬をジャッジ。日本馬3頭にもそれぞれ触れている。

 バートン記者はクロワデュノール(牡3、斉藤崇)について、「3頭の日本馬はそれぞれ前哨戦で勝利を挙げたが、ダービー優勝で日本国内の実績は断然。しかし、普段は逃げ馬に近い好位で競馬するため、17番枠は大きな負担となる。2012年のオルフェーヴルは18番枠から勝利したかに見えたが、最後に外枠の不利が響きました」と伝えた。また、ビザンチンドリーム(牡4、坂口)については、「オイシン・マーフィー騎手騎乗ということもあって、(ブックメーカーの前売りで)人気があります。ソジーに勝利したことで2400メートルも大丈夫です。ただ、勝つためには15番ゲートは致命的です」と課題を挙げている。

 外枠2頭とは対照的に、アロヒアリイ(牡3、田中博)については「枠の神様がほほ笑んだ唯一の日本調教馬です」と紹介。「ギヨームドルナーノ賞で強豪を圧倒し、(レース前にブックメーカーが提示していた)100倍のオッズから真の優勝候補へと躍り出ました。彼はあの成功以来、6週間の準備期間を生かし、以前の日本馬が苦戦した中2週という問題を回避しました。もし、アロヒアリイが好調を維持できていれば、レースのペースメーカー(逃げ馬)として活躍する可能性は十分にあり、大駆けの可能性は否定できない」と期待を寄せている。

出典:日刊スポーツ