【凱旋門賞】「危険な人気馬」オブライエン厩舎の「3歳牝馬はすべて馬券圏外」という衝撃の事実
2025年10月05日 12:25

アイルランドのミニーホーク(牝3、A・オブライエン)は危険な人気馬だ-。
通算成績は6戦5勝2着1回で、今年はここまで4戦無敗というパーフェクトに近い戦歴を誇る3歳牝馬。チェシャーオークス(リステッド)、英オークス、愛オークス、ヨークシャーオークスを勝って挑むのは名牝エネイブルと似ているという声もある(※エネイブルはさらに3歳夏にキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを勝利)。
大手ブックメーカー各社の単勝前売りオッズではヴェルメイユ賞覇者アヴァンチュールと1番人気を争い、かなりの人気を集めているのだが…。アイルランドの天才調教師、エイダン・オブライエンは凱旋門賞を過去2勝していて、07年ディラントーマス、16年ファウンドはいずれも4歳シーズンの勝利だった。
欧州のメディアも紹介しているが、「エイダン・オブライエン厩舎が凱旋門賞に出走させた3歳牝馬の成績は散々」なのが常識だ。14年タペストリーが13着、15年ファウンドが9着、17年ウインターが9着、18年マジカルが10着、21年スノーフォールが6着。英愛のオークスなどで強い競馬を見せた牝馬たちが、すべて馬券圏外に沈んでいる。
12万ユーロ(約2000万円)の追加登録料を払って参戦することも毎年、話題になるが、エイダン・オブライエン厩舎の場合は不発が多く、「パリチュルフ」電子版は13年リーディングライト(12着)、14年タペストリー(13着)、21年スノーフォール(6着)、23年コンティニュアス(5着)が「追加登録で失敗に終わった」と紹介している。
英愛のクラシックで勝ちまくるエイダン・オブライエン厩舎は日本のファンにも大人気。ただ、凱旋門賞の3歳牝馬はすべて馬券圏外という衝撃の事実は知っておきたい。絶好の最内枠に入り、名手スミヨンを起用して挑むミニーホークだが、アッサリ馬群に沈んでも不思議はない。