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仏G1ジャンリュックラガルデール賞、プエルトリコが逃げ切り快勝

2025年10月07日 14:32

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 現地5日、仏パリロンシャン競馬場でG1ジャンリュックラガルデール賞(2歳牡馬・牝馬、芝1400m)が行われ、C.スミヨン騎乗のプエルトリコが逃げ切りで快勝した。

 ハナに立ってレースを牽引したプエルトリコは、直線に入ると持ったまま後続とのリードを拡大。残り2ハロン手前から仕掛けると2番手に上がってきたナイトタイムを寄せ付けず、そのまま2馬身半差を保ってゴールした。1番人気に推されていたライフはさらに1馬身1/4差の3着までだった。

 A.オブライエン厩舎のプエルトリコはウートンバセット産駒。デビューから早くも7戦目で、前走の英G2シャンペンステークスからの連勝でG1初制覇となった。近親にはジュライカップなどG1を3勝のユーエスネイビーフラッグ、ファルマスステークスなどG1を3勝のローリーポーリー、マルセルブーサック賞勝ちのバリードイル、愛1000ギニー馬ミスティフォーミーなどG1勝ち馬が多数いる。

 競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、オブライエン調教師は「力強く、成熟していて経験も豊富なので、ブリーダーズカップ(ジュベナイルターフ)制覇の可能性は十分ある」と語った。

 なおオブライエン調教師とスミヨン騎手のコンビは昨年のこのレースもウートンバセット産駒のカミーユピサロで制覇。そのカミーユピサロは今年の仏ダービー馬となった。オブライエン師は「プエルトリコも同じことを成し遂げられるかもしれない」「カミーユピサロもとても速い馬だったので距離が持つとは思っていなかったが、実際はこなしてみせた」と将来の距離延長にも期待を寄せている。