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ドラクロワは今年限りで引退、クールモアスタッドで種牡馬入りへ

2025年10月10日 12:02

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 9月のアイリッシュチャンピオンステークスなどG1を2勝しているA.オブライエン厩舎の3歳馬ドラクロワが今年限りで引退し、来年からクールモアスタッドで種牡馬入りすることがオーナーのクールモアから発表された。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。

 ドバウィ産駒のドラクロワは、母がブリーダーズカップマイルやクイーンアンステークスなどを制したマイル女王のテピンで、半姉のグレイトフル(父ガリレオ)も仏G1ロワイヤリュー賞を制覇という良血馬。今年7月のエクリプスステークスでG1初制覇を果たし、愛チャンピオンSも勝って通算11戦6勝(重賞5勝)としている。

 現地18日の英チャンピオンズデーでラストランを迎える予定で、10ハロンのG1英チャンピオンステークスと2歳時以来のマイル戦となるG1クイーンエリザベス2世ステークスの両方にエントリー済み。前者に出ればここまで1勝1敗の宿敵オンブズマンと再戦する可能性がある。

 クールモアのMV.マグニア氏は、「ドラクロワは私たちが近年にアイルランドで引退させた馬の中で、恐らくもっとも重要な一頭だろう。競走成績、血統、完全なアウトクロスと、あらゆる要素を備えている。だからこそ心から後押しできる」と語った。