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デットーリ騎手が再び引退表明、アルジーヌ騎乗のBCマイルが米国ラストラン

2025年10月30日 11:55

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 競馬史に残る名ジョッキーとして知られるL.デットーリ騎手(54)が現地29日、1031日と111日のブリーダーズカップ開催を最後に北米での騎乗を終え、南米で数回騎乗した後に現役を引退すると発表した。

 イタリア出身のデットーリ騎手は1990年代前半から2010年代前半にかけてゴドルフィンの主戦を務め、ドバイワールドカップをドバイミレニアム、凱旋門賞をサキーで勝つなど数々のG1を制覇。欧州クラシック44勝、凱旋門賞6勝、米ブリーダーズカップ15勝など数々のメジャータイトルを獲得し、世界最高の騎手の一人として認められるようになった。

 その後、2023年限りでの引退を一度は表明したが、それを撤回して米国を拠点に現役を続行。今年も米G1メトロポリタンハンデキャップをレイジングトレントで逃げ切るなど存在感を発揮していた。ブリーダーズカップ開催では7レースに騎乗する予定があり、日本馬のアルジーヌに騎乗するBCマイルが米国でのラストランとなる。

 デットーリ騎手はXに投稿した声明で「土曜日(111日)のブリーダーズカップで米国での騎乗から引退し、南米での数回の騎乗を最後にキャリアを締めくくる予定」とコメント。「40年以上に渡って競馬の最高峰で競えたことは光栄だった。家族、オーナー、調教師、スタッフ、そしてもちろん、私のキャリアを可能にしてくれたサポーターたちに深く感謝している」とした。