短距離王カーインライジングは海外遠征帰りに不安なし、「むしろプラス」
2025年11月22日 13:10
世界最強スプリンターとして破竹の快進撃を続けているカーインライジングが、現地23日のG2ジョッキークラブスプリントに参戦。今回は海外遠征からの帰国初戦だが、陣営に全く不安は見られないようだ。英競馬メディア『At The Races』が報じている。
カーインライジングは10月18日に初の海外遠征となった豪G1ジ・エベレストを快勝。D.ヘイズ調教師調教師は「豪州遠征は彼にとって不安なことではなく、むしろプラスになっていると思う」と語り、「うまくこなしてくれさえすれば、旅は馬を成長させるだけだと私は信じている。遠征中は調子を落としても、復調して素晴らしい走りをする馬は数多くいる。カーインライジングは豪州での勝利後もさらに良くなっているように見える」と自信を見せた。
今回のカーインライジングはライバル9頭よりも約2.3キロ重い斤量を背負うが、ヘイズ師は最も警戒する相手としてヘリオスエクスプレスに注目。同馬は昨季に8戦してシーズン最終戦のG3シャティンヴァーズでの1勝のみだったが、それ以前の7戦は全てカーインライジングの2着か3着だった。
今季は初戦だった10月末のG2プレミアボウルで5着に敗れ、先週のバリアトライアル(ダート1200m)ではカーインライジングに27馬身差を付けられているが、ヘイズ師は「香港で最も安定した馬」「トライアルはよくなかったが非常に湿った馬場だったのでそれは度外視し、いつものように素晴らしいレースをするとみている」と高い評価を与えている。
