米2歳G2ドゥモアゼルS、ザニーが8馬身半差で圧勝
2025年12月08日 11:05
現地6日、米アケダクト競馬場でG2ドゥモアゼルステークス(2歳牝馬、ダート9ハロン)が行われ、I.オルティスJr.騎乗のザニーが8馬身半差で圧勝した。
1番人気に推されたザニーは逃げ馬から差のない2番手の好位を確保。第4コーナーで楽な手応えのまま先頭に立つと、あっという間に後続を置き去りに。最後は鞍上が流しながら2着のジャンピングザガン以下を寄せ付けずにゴールした。
T.プレッチャー厩舎のザニーはアメリカンファラオ産駒。11月のデビュー戦(ダート6.5ハロン)を6馬身半差で圧勝しており、距離延長と重賞初挑戦のここでも危なげなく無敗を守った。
競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、プレッチャー調教師は「6.5ハロンを1回走っただけで、次に9ハロンまで距離を伸ばすのはどうしても不安がつきものだが、決断前の最後の追い切りが印象的だった」とコメント。「もしケンタッキーオークスに行けるとしても、それまでに9ハロンを走る機会はないだろう」とも語り、今後のプランを練るとしている。
プレッチャー厩舎は20年から23年までこのレースを4連勝。20年のマラサートはケンタッキーオークスやブリーダーズカップディスタフなどG1を通算6勝と大活躍し、21年のネストは翌年の米最優秀3歳牝馬に選出された。同師はザニーもそうした名馬たちに続くことを願うと話していた。
