BCダートマイル取消のホワイトアバリオ、年末のミスタープロスペクターSで復帰へ
2025年12月13日 12:10
11月のG1ブリーダーズカップダートマイルをレース直前で出走取消とされたホワイトアバリオが、現地27日のG3ミスタープロスペクターステークスでの復帰準備を整え、来年1月24日のG1ペガサスワールドカップへの足掛かりとする予定が分かった。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。
ホワイトアバリオは11月1日に行われたBCダートマイルのレース5分前、ウォーミングアップの最中で出走を取り消された。陣営は取消直後には獣医や主催者から理由を説明されなかったと表明。翌日の朝になってHISA(競馬の公正確保と安全に関する機関)から「左前脚の故障」と書かれたメールを受け取ったと主張し、デルマー競馬場の裁決委員は獣医からの電話を受けてホワイトアバリオの取り消しを決めたと説明していた。
いずれにせよ、8月末のG1ジョッキークラブゴールドカップ4着を最後に実戦から遠ざかっているホワイトアバリオは5ハロンの調教を実施。S.ジョセフJr.調教師は「本当は5ハロンの調教はしたくなかったが、カリフォルニア州では5ハロンの調教が義務付けられている」「血液検査の結果が出るまでリスクを冒したくなかったが、検査結果がすぐには出ないかもしれないのでスケジュール的に調教を強いられる形になった。そのハードルは超えたので、ここからは前進していくだけ」と語った。
ホワイトアバリオは昨年も休み明けの叩き2戦目でミスタープロスペクターSに出て2着。予定どおりに出走した次走のペガサスWCを見事に制している。
