2021年NTRA（全米サラブレッド競馬協会）ランキングの最終週分が現地8日に発表され、ブリーダーズカップクラシックを逃げ切りで完勝したニックスゴーが、投票した記者36人全員から1位票を集めて年間首位に輝いた。

　BCの結果を受けてランキングは大きく変動し、BCダートマイルを圧勝したライフイズグッドが前週の12位から3位へ急上昇。BCターフスプリントを制したゴールデンパルが18位から7位に浮上し、BCターフ勝ちの欧州馬ユビアーも圏外からトップ10入りを果たした。

　また、BCクラシック組は3着のエッセンシャルクオリティが3位から2位へ、2着のメディーナスピリットも7位から4位へ順位を上げた一方、4着のホットロッドチャーリーは4位から6位に後退。BCディスタフで大敗したレトルースカは長らく守ってきたトップ3から陥落した。

トップ10の馬名とポイント（カッコ内は前週の順位）

・総合部門

1、360pts、ニックスゴー(1)
2、270pts、エッセンシャルクオリティ(3)
3、265pts、ライフイズグッド(12)
4、242pts、メディーナスピリット(7)
5、205pts、レトルースカ(2)
6、126pts、ホットロッドチャーリー(4)
7、67pts、ゴールデンパル(18)
8、64pts、ユビアー(-)
9、59pts、ジャッキーズウォリアー(5)
10、55pts、ガミーン(6)

※NTRAの週間トップ10投票は全米のメディア関係者が任意の10頭を選び、最上位の10点から1点ずつ漸減してポイントを配分。それらを集計した上位10頭によってランキングされる。3歳部門はベルモントステークス後、総合部門はブリーダーズカップ後までが対象期間となる。