現地1日、米エリスパーク競馬場で行われたG2ワイズダンステークス（4歳以上、芝8.5ハロン）は、4番手で流れに乗った単勝47.25倍の9番人気スティッチドが、逃げる2番人気ゲットスモーキンに直線で襲い掛かり、競り合いをクビ差で制し波乱を呼んだ。

　1番人気のセットピースは向正面に最後方の10番手で入り、直線ではよく追い込むもさらに1馬身及ばず3着に敗れた。

　スティッチドはミゼンマスト（父コジーン）産駒の4歳牡馬で重賞初制覇。昨年9月に芝6.5ハロンのG2フランクリンシンプソンステークスで重賞に初挑戦した際は5着に敗れ、その後にヒザの骨片除去手術を受けた。今年も7カ月の休養から明けた4月のG2シェイカータウンステークス（芝5.5ハロン）で7着に終わるなど3連敗していたが、ここで大きな変わり身を見せた。