現地23日、米サラトガ競馬場にてG2シュヴィーステークス（4歳以上牝馬、ダート9ハロン）が行われ、I.オルティスJr.騎乗のネストが昨年からの連覇を狙ったクレリエールとのマッチレースを制した。

　レースは4頭立てながら、実績的にはネストとクレリエールの一騎打ちの下馬評。スタート後は最低人気のピストルリズアブレイゼンが逃げてペースを作り、ネストが2番手、クレリエールは差のない最後方に控える。

　直線に入るとネストが先に抜け出して一気に先頭へ。クレリエールも必死に追ったが差は縮まらず、ネストが2馬身1/4差の勝利を収めた。

　T.プレッチャー厩舎のネストはカーリン産駒の4歳馬。昨年はケンタッキーオークスこそ2着だったもののアラバマステークスなどG1を3勝し、今回は昨年11月のG1ブリーダーズカップディスタフ（4着）以来のレースで強豪クレリエールを撃破した。