豪G1アンダーウッドステークス（3歳以上、芝1800m）が現地23日にコーフィールド競馬場で15頭により争われ、1番人気のアリゲーターブラッドが発馬後600m地点で2番手に上がると、背後でマークする3番人気ツバルの追撃を振り切って快勝した（1馬身差）。

　アリゲーターブラッドは発馬直後の行き脚が今ひとつで好位の一角にいたが、外からアレンカー（13番人気タイ）が先頭へ向かうと背後について2番手に上昇。そのまま流れに乗って迎えた直線では、背後のツバルを迎え撃って押し切った。

　さらに0.2馬身差の3着に中団の内ラチ沿いから馬群を捌いて8番人気のデュアイスが続き、2番人気のウィズアウトアファイトは後方で流れが向かず6着に終わった。

　G.ウォーターハウス＆A.ボット調教師が共同管理するアリゲーターブラッドは、2月のフューチュリティステークス以来となる6度目のG1制覇で、このアンダーウッドSは昨年に続き連覇を達成。ここには16日のマカイビーディーヴァステークスから中1週で臨んでいた。

　豪競馬メディア『racing.com』によると、ウォーターハウス師はアリゲーターブラッドの目標をコックスプレートとし、ターンブルステークスから臨むことを示唆している。なお、今春限りでの引退を表明しているD.オリヴァー騎手は、これで通算129度目のG1勝利となった。